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継続的にリーダー観を深めていくための“学びの方法論”と “コミュニティ”を得ることが出来ました
セガサミーホールディングス株式会社 上席執行役員
大脇 洋一様
修了生

自身のリーダー像の深め方を学ぶ場

知命社中を終えて改めて自分を振返ってみると、当初参加させて頂いた頃と比べて、自分の中で大きな変化があったことを感じますね。ただそれは、AからBにガラっと変わるという変化ではなく、もともと持っていたAを更に深めていく、という感覚です。
幅広い分野・様々な業界の方に触れることで、学びに対する好奇心がどんどん刺激されていったことも大きな変化かも知れません。ある程度理解できる近い世界の話を聞いていても新たな刺激は少なかったかもしれませんが、遠くなればなるほど新鮮な驚きがあり、自分のもともともっていたものに影響を与えたのだと思います。スピーカーの話を聴くことから始まり、さらに参加者同士の議論の場でまた考え直す、という問答を繰り返し、最終的に自分はリーダーとしてどうするか、どう在りたいかを深く考え自分の意思で選択する、という学びの深め方を体感することができました。今までは「学び方」という視点を丁寧に教わったことはなかったので、この点においても、過去参加した研修の中で最も価値を感じることができました。

情理的思考を足すことで深まるリーダー観

知命社中に参加するまでは、どちらかというと合理的思考を軸に置いた決断に偏っていた面がありました。一定レベルの人がそれぞれ自分の合理性に基づき動いている集団を、チームとしてどうまとめるか、という考え方でした。しかし、社員それぞれのレベル感も異なり、様々な事情を各自が抱えている現実の中では、深い人間理解に基づく情理の必要性という視点は、強く響くものがありました。人が働く上では、それぞれの力を最大限発揮し、かつ楽しみながら仕事をしてほしい。それが結果としてそれが組織の力になると考えるようになりました。丁度、知命社中で鎌田さんがファシリテーターとして我々に関わっていたやり方には、社員との関わり方の具体行動のヒントにもなっています。

参加者間の深い議論がもたらす継続的学び

多彩な講師陣のお話には、毎回、大変惹きつけられました。ただし、それは一人のリスナーとして興味が深まったという段階で、他者との対話から彼我の差を感じたり、相対化する中で気づきが深まります。ですから、社中の仲間同士の信頼関係の構築は非常に重要です。それが土台にないと本音の対話になりにくいからです。知命社中では月に一度の合宿でじっくり対話を深めることで、早い段階からロケット・スタートで関係性を深めることが出来ていました。自分のことをさらけ出しても理解してもらえる安心感を持つことで、遠慮せずストレートな意見交換が出来、より刺激的な議論の場になっていったと感じています。
このコミュニティは今後年月が経つにつれ、参加者それぞれの置かれた環境も変化し、各自のものの見方も変わっていくのだろうと思います。そうした変化の中でまた彼らと色々と対話を深めていきたいですね。テーマを固定的に決めるのではなく、その時々に応じて有機的に繋がる永続的なコミュニティでありたいと思います。それが将来的に亘る本当の人脈だと思います。

※役職はご参加時のものです
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