私にとって知命社中とは、使命を知り、軸を磨き、それをやり遂げる事の出来る自分になる為の未来設計図をアップグレードさせる為の道場であったと感じています。
初めは、全く異なる業界の同期の皆さんとの会話に何処となく違和感を覚える場面もありましたが、そんな雰囲気は直ぐにかき消され、気が付けば同志と言う言葉がぴったりの関係性が構築されていました。
毎回登壇されるユニークな講師や非日常的な空間・体験は得難い経験でした。しかし、もっと大きな刺激を受けたのは、エッセーのリライトの度に、豊かな個性の中にも尖った部分をお持ちの同期の皆さんから頂いたギフトメッセージでした。このギフトメッセージこそが、たまたま知命社中3期と言う船に乗り合わせた我々を、より早く同志に変えてくれたものと確信しています。
同じテーマに向き合う同志からのギフトメッセージ
エッセーのテーマは「あなたの使命と、そこに近づく為に今後10年をかけて取り組みたい経営構想とそれを実現する組織づくり」でした。遠大なテーマに気圧されながら挑んだエッセーは、研修2日目、講師からの「皆さんはNo3以下ばっかりだ!社長と対等の立場で意見を申す。そんな気概のある人が見当たらない」と言う酷評から始まりました。
恐らくスイッチを押されたのは私だけでは無かったと思います。回を重ねる度にエッセーのリライトは熱を帯び、その熱に呼応するように互いのギフトメッセージにも鋭さが増し、より互いの心に響くギフトメッセージへと変化していったように感じました。その刺激が更に「考え抜く」こと、分からなければ気づけるまで「壁打ち」することへのエネルギーへと変わり、最後には初稿とは全く異なるエッセーになっていました。合わせてエッセーが使命へと変わり、軸が見え始め、今の自分では達成できない事に気づき、悩んで、自己成長の為の設計図のアップグレードに繋がったように感じています。
先ずは10年、設計図を描きっぱなしで終わらせることの無きよう、熱いギフトメッセージを読み返しながら使命を果たせる自分になれるようチャレンジし続けたいと思っています。