知命社中4期生の研修も終盤に入り、新型コロナウイルスの世界的感染拡大、パンデミック宣言のニュースが飛び込んできました。研修終盤のModule6,7は中止となるかと思いきや、知命社中代表の熱き想いとスタッフの創意工夫により、急遽リアル研修からWeb研修となり、ゴールまで走り抜くことができました。
最後全員の「私のビジョン」発表では、当初からは想像できないほど「腹が座り自信に満ちた」仲間達の姿がありました。
今コロナ禍の中で各国や各組織のリーダーの対応は様々ですが、「組織はリーダーの器で決まる」とのごとく、今まさにリーダーの資質が問われています。知命社中の目的は「リーダーとして知と軸を磨き、使命を自得する場」とありますが修了して初めてその意味の重みを感じます。
研修が始まった当初は、私は自分の能力や業務に自信を無くし五里霧中の中にありました。
研修は課題図書の読書から始まり、著名な知識人や実業家、宗教家などから様々な凝縮された「知のシャワー」を浴び、瞑想・呼吸法・座禅・滝行など非日常体験もするなかで、仲間とのセッションを通して「あなたは何者ですか?」「あなたの使命は?」「どんなリーダーを目指すのか?」の問いに向き合い続けていきました。
私はその過程で、弱い自分と葛藤しながらも最後には「私心のない衆智独裁のリーダー」になりたいと思うことができました。
「会社は社会の公器」であり私心があってはならない、皆の意見は聞くも最後は自分軸で決断し先頭に立って行動していくという思いです。だからこそ自分の「知と軸を磨く」ことが致命的に重要になります。
仲間達の最後の晴れ晴れとしたプレゼンテーションは、各人が知命社中を通して何かを自得した姿だと思います。
知命社中で学んだことは様々ですが、迷った時、弱い自分になった時に中心軸に戻ることを思い出させてくれる宝だと思っています。