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潔く自分のスタイルを磨くしかない
ロート製薬株式会社 事業戦略室 室長
平澤 伸浩 様
修了生

Q,平澤さんにとって、知命社中はどのような場でしたか?

結果的には、自分のスタイルを言語化する場になったと思います。様々な講師の言葉や、一緒に参加したメンバーとの対話から、自分がどんな人間なのか改めて問うてみたら、自己欺瞞やら、美意識やら、自己否定と自己肯定を繰り返すことになりました。それはきっと今後も続くのだけれども、自分はこうやっていこうということを一旦言語化できた、そういう感じです。経営観というより、もっと私的なもの、軸というよりはスタイルと呼びたいものです。

 

◆結局のところ、自分にとってのリアリティーをひたむきに追うしかない

僕は斜視なので、経営論やリーダーシップ論を余り信用しません。知命社中では、講師のレクチャーは思想的なものが多いので素直に聞くことができたのですが、プログラムも中盤になると、やはり自分にはとても無理だと思うようになりました。こんな立派な経営者にはなれないと。だから発想を転換して、もしこんな自分でも経営に携わることができるとすると、それはどんなありようなんだろうと考えた。その結果、自分にとってリアリティーがあるものを無垢に追いかける、不完全な自分をそのままの姿で見てもらって、共感してもらえるのなら助けてもらおうという考えに至りました。それしかないだろうなと。他の優秀な参加者から、「そういう方法もありだと思うよ」と言ってもらえたことは嬉しかったです。長谷川利行が、「生きることは絵を描くことに値するか」と問うている。ああいうリアリティーに強く惹かれてしまうし、それがないと自分はきっと本気になれない。自分が本気になれないのに、人がついてくるわけがないです。

 

◆自身のスタイルで目指す組織の在り方

企業はヒトと言うのですが、僕はそれを人材という意味合いより、正と負の両面をもった人間がぶつかる場という意味で理解しています。だから、組織作りや動機付けにおいても、より本質的な、たとえば哲学的な問いかけが必要なのではないかと考えています。一方で人間は極めて情緒的であって、直感的に惹かれるものには嘘がない。美しいプロパガンダや制度設計の秀逸さより、自分がどんな背中を見せられるのかに尽きるんじゃないかなと。大きな組織には適さないかも知れませんが、こういう考え方が、知命社中を経て回帰した僕のリアリティーです。

※役職はご参加時のものです
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