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自分の軸に気づく機会(転機の場)と切磋琢磨し続ける仲間(社中)を得ることができました
株式会社 JOLED 代表取締役社長
石橋 義 様
修了生

2015年に操業を開始した当社では、一昨年には世界初の印刷方式有機ELディスプレイ出荷を開始。それ以降、本格的に事業をおこなうため、生産体制の構築、技術開発加速など猛スピードで進化中です。また将来的にはこれまでのパネルメーカーの形に留まらない新たな事業展開を目指し、日本発信のモノ造りに挑戦をしています。その中で、不確実な時代には客観性や合理性だけでは決めきれない経営課題に対処するための確固たる信念や軸が何にもまして重要である、と感じています。

一生エンジニアとして過ごすと信じていた私が、JOLED創業を機に本格的に経営に参画。そして2017年に参加した“知命社中”によって、自分の軸への考え方が大きく変化しました。

「①刺激のシャワー」「②徹底的な対話」「③書く(エッセイ)」「④話す(プレゼン)」

”知命社中”では、徹底的にこの4つのサイクルを回していきます。

各界の第一人者の方々から多様な刺激を受けることで軸の土台を広げ、また参加者同士と自分を正直にさらけ出し本音の対話を行うことで、自らの考えに揺さぶりがかけられていきます。さらに、エッセイを何度も書き直し、仲間にプレゼンをすることで、自分の軸がはっきりしたものに紡がれていきました。

中でも、私にとってターニングポイントとなった刺激の1つが、奈良吉野の世界遺産 金峯山寺を訪問したことです。修験道は日本独自の考え方ですが、長い年月続いてきただけの理由があり、座禅、瀧行、護摩行などを体験する中で、これは自分の本質に近づく手立てだと感じました。さらに自分自身に刺さったのは、田中利典長臈の「モノの見方」、そしてそれを支持する「自分の軸」のお話でした。その後、どちらかというと苦手意識のあった人との接し方が変わるなど、多様性を受容しやすくなりました。また、我々がつくる先進のデバイスにより「ワクワク」と「感動」にあふれる世界を実現したい、という自身の中にあった使命への想いも改めて強くなりました。

“知命社中”は、誰かが何かを教えてくれるという受動的なものではなく、仲間との対話やエッセイの書き直しなどの営みを通じて徹底的に自分自身と向き合うことで、実は自分の中にあったものに気づく、自身の本質を見出す自得の機会です。正直なところ、私は前社長に命じられて最初は“知命社中”への参加に消極的でしたが、自身の気づきを実感できた3回目くらいから、どんどんはまっていきました。頭を揺さぶられ、自分の軸を改めて考えさせられたのです。そして自己認識を深め、切磋琢磨して成長し続ける仲間を得たことが、経営者としての自信に繋がりました。改めてこのような機会をいただいたこと、そして社中(仲間)の皆様に感謝をいたします。

※役職はご参加時のものです
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