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「学びを学び」現状に安住せず、自己成長させる
株式会社東京放送ホールディングス 取締役
渡辺 正一 様
修了生

自分自身を根本から突き詰めていく場が知命社中。自己と正直に向き合い、主観、軸を高めて自分自身を決める、自分で決めていく。日常から離れ「自分は何者か」を突き詰めていくことのできた貴重な時間でした。

ビジネス、政治、デザイン、宗教、芸能…様々なスペシャリストからの多彩な「知」は、知的好奇心を刺激し自分の足りなさにスイッチがはいりました。またエッセーのリライトに対しての仲間からのSTEP INした鋭い意見は、自分が意識してなかったものに目を向け、又はこだわり続けたものから離れてみることの大切さを教えてくれました。様々な「知」と触れるたびに、ある時は違和感を感じ、ある時は自信を持たせてもらいながら、自分の体験価値を見直していきました。そして繰り返された言語化のプロセスは本質に近づくプロセスであったし、迷いながらも本心に正直に向き合えた7か月でした。

<人間の本質への深い理解>
技術の進化は生活に利便をもたらしたが、一方で人は幸せに向かっているのだろうか?自分の中の問いでもありました。
人々が織りなす社会に対してどのような社会的使命を果たしていくのか。人や社会における「幸せ」「充実」「フェアネス」…は人間ベースで語られるべきものであり、それには人間の本質への理解を深め価値提供していくことだと思います。それは人間の弱さへの理解、また一方で利己的な動物でもある人間というものへの理解を深め、テクノロジーと併せ未来を構想することだと思います。
金峰山寺長臈 田中さん、春日大社元権宮司 岡本さん、人間国宝 梅若さん…諸先輩の長い歴史の中から培われた教えに触れることは刺激的であったし、特に岡本さんの「上へ上へでなく奥へ奥へ」という言葉は、人のあり様への大きな示唆として響いています。また吉野での勤行など非日常に身を置く体験は、自分が正直になる時間を意図的に持つことの大切さを教わり、そしてありたい姿と現在との差分を静かに見つめることができました。ありたい姿が本当に自分が望んでいる姿なのか、そこで感じられる意識の差は何なのか、人への理解を深める貴重な体験でした。

<信念は知の極み>
7か月の社中を振り返ると、様々な意識変革を後押ししドライブをかけてくれたのは「学ぶ」という力でした。「学ぶ」とは、そこから得られた「知」を血肉化して自己成長につなげることです。変化の激しい時代だからこそINPUTの質を高め、自分なりに昇華させ、覚悟をもってOUTPUTを出していかなければならないと思います。自分を決める明確な軸と経営観を高め続けるためにも学び、成長していきたいと思います。

※役職はご参加時のものです
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