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株式会社UACJ金属加工 取締役社長
竹川 幸男 様
修了生
経営者としての深い自己認識から、更なるアップグレードへ
知命社中は、新たな気付きの連続でした。また、会社経営で実践、あるいは心掛けてきたことの是非の確認の場でもありました。答えがある訳ではなく自由に考える(ある時は勝手に思い込む)ことができたことは非常に貴重な時間、空間でした。
「経営者は衆知を集めて一人で決める」ものだとかつて教育を受け、これを実践してきたつもりでした。しかし、知命社中の中で改めて振返ると、「聞きたくない意見に耳を傾けてきただろうか?」 「価値観の異なる人材を回りに配置してきただろうか?」 等々の疑問が生まれました。結局は、自分の小さな器で組織を動かしてきただけで、かつ自分と異なる意見・考えを進言し辛い経営者であったことを気付かされま
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セガサミーホールディングス株式会社 上席執行役員
高橋真 様
修了生
自得の域に達することへのチャレンジから、共感されるリーダーへ
私にとっての「知命社中」は、「他人から学ぼうとする意識から脱却し、自得の域に達することへのチャレンジ」でした。
知命社中では、合理と情理の両面から、時代の変化・経営の合理性・人への理解など、各方面の有識者の方々のお話を聞ける機会がありましたが、その後には必ず自分の言葉に変換して、社中同志の皆さんに考えを伝えなければなりません。その過程のなかで、知識レベルでも「自分の足らざるところ」は否応がなく気が付かされますし、さらに、痛感させられるのは「伝えること」の難しさでした。
リーダーとしても、それ以前に一人の人間としても、周りの方々に影響を与えようとすれば、自分の言葉
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知命社中は、自身の新たなゴールに向かって全力疾走する旅の始まり
「50歳にして自らの使命を自得する」という孔子の言葉がこの研修名の由来。
実際に開校式で顔合わせした同期を見回してみると、57歳になる自分は上から三本指に入るロートル…「今更この研修を受けて何か変わるのか?」半信半疑で参加していた自分がいました。今のポジションで、大過なく地道な改善を続けることだって十二分に意味があることだし、それなりに組織の中で役割を果たしているじゃないか!と。
しかし、セッションを重ね同期の仲間と真剣な議論を重ねるごとに、「自分は何者か?」「社内での役割を忠実にこなすだけでいいのか」と、知命社中の術中に見事にはまり、いつしか寝ても覚めても「自身の使命」が頭を巡り続ける様になっていました。
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ロート製薬株式会社 事業戦略室 室長 兼 子会社 代表
平澤 伸浩 様
修了生
潔く自分のスタイルを磨くしかない
Q,平澤さんにとって、知命社中はどのような場でしたか?
結果的には、自分のスタイルを言語化する場になったと思います。様々な講師の言葉や、一緒に参加したメンバーとの対話から、自分がどんな人間なのか改めて問うてみたら、自己欺瞞やら、美意識やら、自己否定と自己肯定を繰り返すことになりました。それはきっと今後も続くのだけれども、自分はこうやっていこうということを一旦言語化できた、そういう感じです。経営観というより、もっと私的なもの、軸というよりはスタイルと呼びたいものです。
◆結局のところ、自分にとってのリアリティーをひたむきに追うしかない
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株式会社 JOLED 代表取締役社長
石橋 義 様
修了生
自分の軸に気づく機会(転機の場)と切磋琢磨し続ける仲間(社中)を得ることができました
2015年に操業を開始した当社では、一昨年には世界初の印刷方式有機ELディスプレイ出荷を開始。それ以降、本格的に事業をおこなうため、生産体制の構築、技術開発加速など猛スピードで進化中です。また将来的にはこれまでのパネルメーカーの形に留まらない新たな事業展開を目指し、日本発信のモノ造りに挑戦をしています。その中で、不確実な時代には客観性や合理性だけでは決めきれない経営課題に対処するための確固たる信念や軸が何にもまして重要である、と感じています。
一生エンジニアとして過ごすと信じていた私が、JOLED創業を機に本格的に経営に参画。そして2017年に参加した“知命社中”によって、自分の軸への考え方が大きく変化しました。
「①刺
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Mipox株式会社 代表取締役社長
渡邉 淳 様
修了生
「知命社中」参加前後で、仕事の仕方・内容・発言は、 激変しています
前社長から引き継ぎ会社を率いて10年。
その節目でこのプログラムに参加出来たことは、自身と当社に大きな影響を与えました。
もし知命社中に参加せずに社長という立場を続けていたら、内面から沸々と湧き上がる本心からの使命を見つけ、真の経営理念に対して、ここまで覚悟を決めることはできなかったと思います。
「この場に参加して、本当に得るものはあるのだろうか…。」
実のところ当初は、知命社中に参加することで一体何が得られるのか想像出来ませんでしたし、問われていることの大切さが分からず、半信半疑の状態で参加していました。周囲を見渡してみても、同じように斜に構える企業役員が大半を占めていたように思います。
しかし、7か月にわた
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ジェイ・キャピタル・パートナーズ株式会社代表パートナー
田中 博文様
修了生
「あの人、最近変わったよね。」と言わせれば成功
1年経ってから、効いてくること
この研修の大きな目的の一つはリーダーの軸や経営観としての「Being どうありたいか」を考え、そのために「Doing 何をやるのか」を考え抜くにあたり、自分の心との壁打ちや、講師からの言葉を汲み取り、仲間とのディスカッションを経て、徹底的に考えることでした。
しかしながら、私は最後のモジュールで、ある講師から今までの自分の価値観を完膚なきまでにダメ出しされます。その時は、少なからず落ち込みましたし、かなり悩んだりもしました。
人間、50年近く生きていて、過去の経験から醸成された価値観を変えることは出来るのだろうかと。
一方で、学んだことはそのままだとすぐ忘れてしまうので、
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株式会社ビービット 代表取締役
遠藤 直紀様
修了生
自らの使命をやり抜くという覚悟を決めた場(転機)になりました
参加前後で、自身の使命に変化はありません。しかし、使命を本当に具現化することを考えれば、会社はもっと変わっていかなければならない。だから、事業の主軸を「ソリューション・サービスの受託型ビジネス」から、「世界を視野に入れたプロダクトの投資先行型ビジネス」に大きくシフトしていく必要があります。ただ、こうした変革にはリスクも伴う訳で、自身を振り返ると、「本当に覚悟を決めていたのか?ある意味で甘い面があったのではないか?」と感じます。人間の特性上、一度確立し、得てきたものを失う可能性があるリスクには、心理的な恐れや抵抗をもってしまうものでしょう。しかし、変革は必要であり、そのためには経営者である自分自身が価値観や考え方を変えたり、何かを
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江崎グリコ株式会社 執行役員 製造部長
白石 浩荘様
修了生
深い自己探求から、自社の常識を打ち破り、更なるステージアップにつながりました
知命社中に参加するにあたっては、事前情報をあまりとらず、先入観の無い状態で臨みました。できるだけ多くのことを吸収しよう、受ける指摘や刺激に対して反発せず、素直な気持ちで受け止めようということだけを誓って臨みました。
参加してから初期の段階で感じた知命社中の良さは、次のようなものでした。
・色々な業種から大企業の経営陣、スタートアップした創業者や家業ともいえる会社を引き継いだ社長が参加しており、異次元の刺激や生の経営情報を得られること
・経済界のみならず、学業界や宗教界からもトップクラスの著名人の講演が聞けること
・自分を知り、これからの自分をどのように完成させるのかということを徹底的に考える機会を持てること
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オタフクソース株式会社 執行役員 国際事業部部長/大多福食品(青島)有限公司 董事 副総経理
宮田 裕也様
修了生
リーダーとは、仲間がいてはじめて成り立つもの。 自己理解を含め、現実直視がすべてのスタートであることを再認識しました
知命社中プログラムは、初日の冨山氏の講演から大きなインパクトがありました。また、講演者だけでなく、様々な企業の役員である他の参加者との対話も、大変刺激的でした。それは同時に、自身の「足らなさ」への自覚が芽生えた瞬間でもありました。
「足らなさ」から強く感じたことは、自身の責任範囲をどう捉えるかという点です。役員、つまり経営者という立場は、もっと視座高く物事を捉えていかなければいけないということです。しかし、日常の中で自らの職責という“枠”を越えるには、ある種のパワーが必要です。だからこそ、多様な刺激を浴び続ける知命社中という環境を、枠を広げスケール大きく考える訓練の場とさせてい
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株式会社ジェイテクト 常務執行役員
松岡 浩史様
修了生
異なると感じていたものから共通性を見出すことで、 より本質を観ることが可能になりました
技術の専門家から経営の立場へと変化し、日々世界のトップレベルの方とお会いする中、日本人として・個人として、経営者の立場で貢献すべきことや、何に基づいて判断すべきか曖昧だったものを、知命社中を通して確かなものにすることが出来ました。
プログラムの中では、登壇者の講演内容そのものよりも、「この方はこう整理したからこう考えたのだ」と、登壇者の主張の思考に至ったプロセスと事実を分析することで、主張がどうつながっているのか意識しながら聴くようにしました。内容は共感出来る場合とそうでない場合がありましたが、辿り着く最後のメッセージは根本的に共通していることに気づき、より本質に迫って物事を捉えるようになりました。
きっかけとなったのは、日
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株式会社ジェイテクト 常務執行役員
横田 邦彦様
修了生
情理をもってこそ真の経営者。 誠実に生きることへの思いが強まりました
議論の過程では、特に「自己認識を深め軸を磨くこと」に刺激を受けました。
当初は、自己認識を掘り下げることに何の意味があるのかと思っていましたが、自身が創られたルーツをひも解いて再定義することで、経営者としてどう在りたいか、自分なりに答えを導き出す機会になりました。最終回のプレゼンテーションでも伝えましたが、自分には社交性もカリスマ性もありません。けれど、強化するのでなくそれを弱みと認識した上で、それでも使命を全うするために軸を磨いていくのだと、腹が据わりました。
軸については、今までも譲れないものは持っていたので大きな変化はないものの、知命社中での議論を経て、説明がつけられる軸に深化させることが出来たと感じています。私は、部